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Project One
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たかのてるこさん講演アンケートより
Project Oneスタッフの西村です。毎回、とても楽しく刺激的なゲストスピーカーの方をお呼びして開催しているProject One。
第7回は旅人・エッセイストのたかのてるこさんをお迎えして、彼女の作品DVDをみなさんと一緒に鑑賞しながら、彼女が生きてきた道筋、信念、これからのことなどを話していただきました。
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仕事帰りのビジネスマンの方の参加も多いProject One企画ですが、今回は50名以上の方の参加、また男女比率も半々くらいで、いつもよりもやや華やかだったかな?前半の講演では笑って感心して、後半のたかのさんとのフリートークも交えての懇親では、たかのさんとたくさんお話された方、聞きにこられたゲスト同士で仲良くなられた方、飲みに走る方!?と、みなさん思い思いにリラックスした雰囲気で楽しまれている様子でした。
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そんなたかのさんの講演の感想を集めてみました。

☆トークセッションはいかがでしたか?

たかのてるこさんのパワフルなトークが楽しかったです。
とても楽しかったです。

最高に面白い人だった!

楽しかったです。

望んでいたとおり、いろいろな経験談が聞けて楽しかった

楽しかったです。私も元OLでなつかしく思い出しまた新たなパワーが生まれました。ありがとうございました。ALOHA(ピースマーク)

とても良い刺激が得られました。

こういう方がいるのかという感じ。すごすぎる。

元気いっぱいのスピーカーで楽しませていただきました

楽しかったです。パワーもらいました。

笑いいっぱいの楽しいトークでした。著書も是非読んでみたいです。

楽しかったです。

とても面白かった。人生訓がスバラシイ。人もうけを目指したいと思った。

素晴らしいバイタリティの方で、たくさんの学びを頂きました。

めっちゃ楽しかったです。

いろいろなメッセージを頂きました!

楽しかった。好きなこと、まっすぐがいいですね

とてもナチュラルで、楽しくお話を伺いました!”いつか”はないですね!動くのみです!

たかのてるこさん、とても面白かったです!悩んで止まるのであれば行動!最高です!

笑いっぱなしでした。たかのさんのパワーがすごかったです。アウトプットの重要性を再認識しました。自分を追い込むことも大事ですね。

とても会いたい人だったので感動&楽しかったです

とっても楽しかったです。元気をもらえました

とても楽しく話を伺えました。「ガンジス河でバタフライ」は知っていたのですが、
たかのさんがこんなに素敵な方とは・・・。

本当におもしろかったです。本音トークが多く、とても印象深かったです。

旅の楽しさを改めて認識しました。日本人が、海外へ行かなくなったというニュースはよく耳にしていました。何か、旅の楽しさを広く伝える何かがあればと思います。

とても内容が面白かったです。私もこういう会で、めずらしく声を出して笑ってしまいました。あっという間に時間が経ってしまいました。

楽しかったです。元気をもらったし、旅に出たくなりました。

たかのてるこさん、思っていた通りの方で本当に楽しかったです。

いい刺激、エネルギーを頂きました。

たかのさんのお話がとても楽しかったです。とても目のキレイ方だなという印象を受けました。今日お話が聞けた事、本当によかったです。

大変楽しかったです。とてもプラス思考の方でした。今回のゲストとは是非旅行に同行したい方ですね。

楽しかったです。

イメージ通りでとても楽しかったです

面白かったです。そのままネット放送したらさらに面白いですね

たかのてるこさんのトークショー、よかったです。旅の話題自体もそうですが、ときどき挟む「哲学的なこと」にたかのさんの原動力を感じました。もっている情熱が半端ではないですね。


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次回のゲスト・日時はまだ未定ですが、今後もいろんなジャンルの刺激的でオンリーワンの人生を歩いている方をお呼びする予定です。どうぞお楽しみに!
# by project-one | 2011-09-28 18:05 | 開催レポート
9/8 第7回Project One/ゲストスピーカー:たかのてるこさん
第7回目のProject Oneはゲストに旅人・エッセイストのたかのてるこさんをお招きして渋谷Cafe Laxで開催しました。
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たかのさんは、旅人OLとして、映画会社のTVプロデューサーとして多忙を極める中、有給休暇を使ってプライベートで旅した映像を自らテレビ局に持ち込んで、たかのさん自身が「旅人」と「制作」を兼任して作った旅番組、『銀座OL世界をゆく!』シリーズ(フジテレビ/旅の聞き手は島田紳助さん)を放送したり、世界各地の紀行エッセイを出版する等、ユニークな活動を展開されている方ですが、この度目出たく18年努めた会社を退職し真の旅人になられたとの事です。

(旅について)
どこの国の人とも腹の底から笑い合いたいという思いで今まで25カ国を旅してきたたかのさん。番組DVDの抜粋を見ながら場面場面の裏話などを話してくれました。次から次へと旅先で新たな出会いがあり、そんな出会った人と打ち解けて行く様子が手に取る様に伝わってきます。

特に英語や現地語が堪能な訳でもないので、言葉に頼らない身振り手振りのボディラングエッジを交えたコミュニケーション。お互いの意思疎通が出来た時には伝えた言葉以上のものが伝わり合うんですよと目を輝かせるたかのさん。表現の仕方にその人らしさが出ると言ってましたが、正にたかのさんの表現の仕方にたかのさんらしさが詰まっている感じがしますね。
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(きっかけ)
番組を作るきっかけは高校の時から憧れていたよしもとばななさんと夢叶い友達となり、吉本さんにたかのさんの旅をそのまま番組にしたら面白いんじゃないかと薦められたのがきっかけだそうで、本を書くきっかけは更に先で、その番組を見た編集者の方が本を書いてみましょうと薦めてくれたのだそうです。このイベントの前打ち合わせの際にたかのさんが言っていましたが、本当の事を言ってくれる友達を持つ事が凄く大事で、友達が自分の灯台となって自分の指針が作られて来たのだそうです。本当にたかのさんの成功のきっかけは友達に導かれたという感じですね。勿論その後のたかのさんの努力は並大抵のものではないとは思いますが。

(OLをしながらの旅人)
旅のワクワクしている感じを伝えたい。多くの人に旅の素晴らしさを伝えて、多くの人に旅に出て欲しいという思いで、年に1度は2週間程休みをとって一人旅にカメラマンを自費で連れていき、旅の様子を撮影してテレビ局に売り込んだのだそうです。

会社が自分を生かしてくれないという愚痴を言う人もいるけど、たかのさんの場合は勝手に映像を撮ってテレビ局に売り込んで、結果的にプライベートでやっていた事を会社の仕事に仕立てて、やりたい事をやりたい様にやってきた。
それでもテレビ局の制作費だけでは満足の行く作品が作れないという事で自腹切って持ち出しで作品を作ってきたというから、やっぱりコダワリを持つという事、リスクを取る事って大事だなと思いますね。

(独立)
好きな事をやり散らかしてから会社を辞めようと思っていたけど、自分の番組作りも本もそれなりに出して、OLとしてやりたいこともやったので辞めてフリーになったのだそうです。辞めて分かったことは、好き勝手やってたにも関わらず結構ストレスが溜ってたということ。満員電車も無い、上司もいないストレスフリーになればこそ分かる事って色々ありますよね。

それにしても「好きな事をやり散らかす」っていう言葉好きですね。果たして会社でやりたい事をやり散らかしている人ってどれ位居るんでしょうかね。会社の奴隷になっちゃいけないって本当に思いますね。会社とは同等以上でいないとです。それにしても自分も好きな事をやり散らかさなきゃと思わされますね。

(夢を叶えるには)

たかのさん語録1
「人間が後悔するのは自分でやりたいと思ったことをやらなかったこと。泳げる様になってからプールに入ろうと思っていたら一生プールに入れない。言葉をマスターしてからその国に行こうと思っていたらいつまで立っても行けない」。

思ったら先ずはやってみるというのがたかのさんの行動力なんですね。

よしもとばななさんと友達になってみたい、旅番組を作ってみたい、本を書いてみたい、ダライラマに会ってみたい等の夢を叶えてきたたかのさん語録2。

「最初は本を書くなんて絶対に向いてないと思ったいたけど、その気になってやったら出来た。自分で自分を固めてはいけない。やる気になれば何でも出来る。向いてないなんて決め込んではいけない。絶対これをやりたいと思った事は全て叶って来た。自分が信じられる理想は全て叶うので理想は高く持つべき。本気で信じられるものだけ叶う。出し続けているパワーの跳ね返りで生きてる。それが跳ね返ってくるのが明日なのか1週間後なのか、1年後か、10年後か分からないけど、絶対に叶うと思ってそれに向かってきたら全部夢は叶った。」

毎度Project Oneのゲストに共通している事。それは思いがとても強いということ。強い思いが行動に繋がって夢を叶えて行くんですね。逆を言えばどんなに夢を持っても強く思えなければ叶わないという事なのでしょうかね。

たかのさん語録3。
「ジェットコースターの様な人生がいい。平々凡々な人生よりもスゴイ悪いことがあってもいいから凄い良い事がある人生がいい。へこまないと学びはない。振られたことが無いと振られた人の気持ちは分からない様に。」


これも同感ですね。スポーツでも仕事でもへこんだり悔しい思いをしないと成長しないからね。何かにチャレンジすれば必ず壁にぶつかるし、楽に超えられる壁ばかり選んでいたら成長しない。選択肢が有ったら難しい方を選ぶというのが鉄則だな。

たかのさん語録4。
「「金儲け」でなくて「人儲け」をして行きたい。こんな人に出会えておもろかったなと思って生きていたいし、それが生きてる目的だと思う。」

つまりお金イコール幸せではなくて素晴らしい人との出会いこそが幸せという考え方なんですね。

たかのさん語録5。
「細く長く生きるのでは無くて太く生きたい。今まで退屈なんてしたことない。どんな老人になっても退屈しない様に、「友達」と「筋肉」と「お金」が大事。」


友達は分かるとして、「筋肉」はこれが無いと老人になると歩けなくなるからという理由で、「お金」は大金ではなく楽しむのに最低限必要な金とのこと。
これも同感。友達もお金も勿論大事だけど筋肉も大事ですね。アクティブに行動するには若い時と同じ様に筋肉を鍛えておかないとだよね、爺婆になっても。
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いやあ、凄くパワー溢れる講演でした。正にわらしべ長者の様な人で、旅もそうですが人生そのものがわらしべ長者。次から次へと面白い人、自分にとって必要な人に出会ってきてる感じがしますね。多分思いが強い分引き寄せる力も強いのだと思うし、思いが行動を伴っているから引き寄せるのだと思いますね。

とても刺激のあるお話をして頂いたたかのさん、ありがとうございました。
参加頂いた皆さん、有難うございました。この場で得られた刺激、懇親会で得られた出会いを仕事や趣味・遊びなどに生かしてもらえたらと思います。

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# by project-one | 2011-09-21 12:25 | 開催レポート
第7回 Project One(2011.9.8.)開催のお知らせ
第7回目のProject Oneのゲストスピーカーは、旅人・エッセイストのたかのてるこさんです。

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たかのさんは、旅人OLとして、映画会社のTVプロデューサーとして多忙を極める中、有給休暇を使ってプライベートで旅した映像を自らテレビ局に持ち込んで、たかのさん自身が「旅人」と「制作」を兼任して作った旅番組、『銀座OL世界をゆく!』シリーズ(フジテレビ/旅の聞き手は島田紳介さん)を放送したり、世界各地の紀行エッセイを出版する等、ユニークな活動を展開されている方です。

15万部超のベストセラーとなった代表著書『ガンジス河でバタフライ』は、長澤まさみさん主演のドラマにもなり、この本は旅立つ若者の”旅のバイブル”となっているほど。また、島田紳助さんをして「日本で一番おもろい素人」と言わせる、明るくエネルギッシュなキャラクターは、まさにオンリーワンな存在と言えるでしょう。

今回のProject Oneの講演では、今まで旅してきた国で面白かったエピソードや映像の紹介だけでなく、何故、旅を番組や本にしようと思ったのか?そのきっかけや、旅のエッセイや番組でたかのさんが本当に伝えたいことは何なのか?その明るくエネルギッシュなパワーの源はいったいどこなのか?といったお話をしていただく予定です。

個人的には「ガンジス河でバタフライ」のインド旅行で聖なる河ガンジスを夢中で泳ぎ、ぶつかってしまった人に謝ると、それは流れゆく死体だった・・・時の話をもっと聞きたいですね。それに島田紳助さんに「日本で一番おもろい素人」と言わせるその一般素人と異なる次元の世界観やコミュニケーション能力はいったいどこから来るものなのか是非聞いてみたいところです。

仕事をしながら着実に自分の夢を叶えてきたたかのさん。OL生活を終え独立して、これからまた新しい世界で活躍していきます。たかのさんの、夢を叶えるその強いエネルギーに直接触れられることで、参加者のみなさんにも必ず何か得られるものがあると思います。

たくさんの方のご参加をお待ちしています!


<ゲスト・スピーカー・たかのてるこさんプロフィール>

「世界中の人と仲良くなれる!」と信じ、35ヵ国を駆ける旅人。

大阪府立北野高等学校で水泳部に所属。屋外50mプールで、後の「ガンジス河でバタフライ」につながる泳法を磨く。

日本大学在学中、AV実習の折、同級生で現在脚本家の宮藤官九郎の監督映画に出演。1990年、『紳助のとんでもいい夢』(日本テレビ系)に準ミス日本大学として出演し、司会の島田紳助に気に入られ、翌年『青春!島田学校』(TBS系)にも出演した。

1991年に香港とシンガポール、翌年にはインドへと初めての一人旅をし、旅に目覚める。1993年、映画会社東映に入社、1996年にテレビ部に配属され、番組制作に携わる。友人である吉本ばななさんの助言をきっかけに、自ら出演者となり各地を旅する紀行ドキュメンタリー番組を製作するようになる。

2000年、『ガンジス河でバタフライ』でエッセイストとしてデビュー。現在も『銀座OL世界をゆく!』シリーズ(フジテレビ)などのテレビ番組を制作する傍ら、旅についてのエッセイを発表している。

2011年7月、国内外を問わず、もっとたくさん旅に出るべく、18年勤めた東映を退社し独立。世界の国々と人々の魅力や、日本各地のすばらしさを伝える、ラブ&ピースな“地球の広報”として、TV、ラジオ、出版、講演等で幅広く活動中。

主な作品:『サハラ砂漠の王子さま』『モロッコで断食(ラマダーン)』『モンキームーンの輝く夜に』『ダライ・ラマに恋して』『キューバでアミーゴ!』(以上、幻冬舎文庫)『淀川でバタフライ』(講談社文庫)など、著書多数。シリーズ累計、45万部超!※2011年4月現在

最新刊は、東欧ルーマニアへ、“旅の民”ジプシー(ロマ民族)に会いに行ったハチャメチャ冒険紀行エッセイ『ジプシーにようこそ!』(幻冬舎)。


たかのてるこ公式サイト
http://takanoteruko.com/


【日時場所等】
開催日: 2011年9月8日(木)
時間: 19:30開場、スタート20:00~22:30 
   (前半:講演/後半:懇親)

場所: 渋谷 Cafe LAX

   東京都渋谷区円山町7-11梅北ビル2F
   渋谷駅より徒歩10分(Google MAP)

費用: 5,000円(軽食+ドリンク付)

お申し込み多数のため、8/31をもってお申し込みを締め切りました。
次回以降のゲストもお楽しみに!


参加申込みの方は以下のフォーム
http://ws.formzu.net/fgen/S11922559/

またはフェイスブックページの「参加」ボタンにてお申し込みください。(締切済:参考URL)
http://www.facebook.com/event.php?eid=112100588889651
# by project-one | 2011-08-18 07:24 | 開催案内
6/13 第6回Project One開催/ゲストスピーカー:水谷夏女さん
2011年6月13日第6回Project One を渋谷Café Laxで開催しました。
ゲストスピーカーはスキーモーグル全日本女子デュアル・チャンピオンの水谷夏女さん。

水谷さんは現在サミーにスポンサードされて世界大会を転戦。2014年ソチオリンピックを目指して日々トレーニングに励んでいます。

今回の講演ではモーグルの魅力から、モーグルを始めたきっかけ、フィジカル・メンタルトレーニングの方法やソチオリンピックに掛ける思いなど話してもらいました。

<モーグルについて>
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モーグルスキーはコブ(凹凸)の深い斜面を滑り降り、ターン技術、エア演技、スピードを競うスキーのフリースタイル競技の1つ。

あんなに飛べるんだとか、あんなに早く滑れるんだ、かっこいいと思ってもらってなんぼ。モーグルは魅せてナンボのスポーツなので、かっこい~と言われるのが快感・原点なのだそうです。

30秒の間にきれいに滑って、高く飛んで、早く滑る。この3つのことをパーツパーツに気をとられると次の動きに響いて全体のバランスがガタガタになってしまう。パーツパーツを100%にするのではなく、上から下までの全ての流れを意識して滑ることが大事なのだそうです。

ジャッジ点数で50%の比率があるターン点に比重をおくのが一般的な考え方だけど、高く飛ぶことが大好きで我こそは高くかっこよく飛ぶという選手ばかりだそうです。高く飛ぶとその分スピードロスになるんだけど、その分速く滑ればいいじゃないかという考え方をするらしい。イイですね。


<モーグルを始めたきっかけ>

小学校の時にリレハンメルオリンピックで18歳の里谷多英選手の活躍を見て、「18歳の若い女子がこんなに活躍できるんだったらきっと私にも出来るんじゃないか」って思い、モーグル選手になるって決めた。その4年後の長野オリンピックで里谷選手が金メダルを取ったのを見て、「私もオリンピックで金メダルを取る」って思って親に相談。

親からは小さい頃からモーグルやったら身長が伸びないと言われ、モーグルを将来やるためにその基礎となるアルペンスキーを中学3年まで本気でやると決めた。

いつかモーグルに転向するって決めて、目標を達成したらアルペンを卒業すると決め、ジュニアオリンピック入賞を目標に置いた。中学3年で見事入賞し、高校1年からモーグルに転向。モーグル2年目で全日本選手権準優勝。ジュニアオリンピックで優勝。ナショナルチーム入りを果たす。

毎回Project Oneでゲストの話を聞いて思うのですが、ある事を極めている人って小さい時から、これをやりたいとかこうなりたいっていう気持ちが強いですね。水谷選手も小学校の時からオリンピックで金メダルを取りたいと思って、その気持ちが今でも続いていて、その為にずっとずっとがんばってきてるんですね。

やるって決めたものは出来るようになるまでついついやってしまう。好きだったら執着心と忍耐力を持ってやるって質問タイムの時に答えていたけど、トップアスリートの人は皆必ずと言って良いほど出来る様になるまでやるって人ばかりなのですが、だから人より出来るんですよね。当たり前か。


<苦労話もありました>

国内ワールドカップにデビューした翌年ジャンプで肩から落ちて脱臼。何度もギブスを外して大会に出ては脱臼を繰り返し結局手術をする羽目に。

恐怖心が芽生えジャンプが出来なくなる。トラウマというやつですね。スタート台に立ったときに、また失敗するんじゃないかと思ってしまう。完走も出来なくなってしまい、ナショナルチームからも外されてしまう。引退を決意するも、友達から逃げていいのかと言われ、このままじゃ行けないと思い復帰。色々吹っ切れてエアも飛べる様になり全日本3位に返り咲きナショナルチームにも復帰。

カザフスタンで開催されたアジア大会代表に選出されて出場。日本の国旗と五輪マークが入っているスーツとスーツケース、そして自分の名前が刺繍されているユニフォームも手に入れて選手村に到着。スタート前日にスタートリストが張り出されるのだが、なぜか自分の名前だけない。一番偉い人に呼ばれて、「本当に申し訳ないけど、ミスでエントリーが出来ていなかった」と言われた。頭が真っ白で放心状態になった。応援してくれていた人たち、スポンサーの人たち、関係者の人をがっかりさせてしまうというそんな辛い経験もした。

<メンタルトレーニング:未来日記>

「今があって将来こうなりたいという目標設定」ではなくて、「先に自分が行き着きたいゴールを決めてから今何をしなければいけないか決める」やり方をしている。

人間はどうしても知らず知らずの内に自分の周りの環境やレベルに合わせてしまう傾向があるので、未来日記を書くようにしている。これは、明日以降の行動を書き示すもので、トレーニングの仕方や何の課題を改善するためのものなのかなど具体的に書いていき、そしてそれがどの様に出来たのかという未来を書いていく。そうすると未来の自分は周りに流されずに自ずとそこに自分を持っていこうとするのだそうです。

そして、ホめホめワード。「今日も成長した。明日も必ず成長する。」という趣旨の言葉も未来日記に書いていく。これを365日続けることで自信にも繋がる。アスリートは自信が何よりの武器だけど、歳をとると誰も褒めてくれなくなるので、自分で自分を褒める。
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<メンタルトレーニング:良かった時のこと>

あれが悪かったからもう少し改善しようとか工夫しようとか、悪かったことを直すよりも、良かった時のこと・感覚・イメージを忘れないことの方が大事。(勿論悪い点を直すことも大事だけど)

その時に自分が思っていたイメージはどんなものだったか。そのイメージを持つことでどの様な行動に出れたのかという一連の動作を忘れないことが大事。

自分のあら捜しはネガティブのスパイラルにハマってしまうし、毎回毎回自分のあら捜しをしていてもしょうがないし、きりがない。

選手の中には全て記憶に残している人もいる。いつ何を考え何をしてどう行動してたか思い出せる。試合の時の緊張も、この緊張感は何月何日のものと同じで、筋肉のこわばり方やその感情がいつの時のものと同じと分かる。だから同じ緊張感がきたときの対処の仕方も再現が出来る。

良かった時のことを忘れずにいるということこそが、一番伸びていくポジティブなスパイラル。

自分的にはこの話が一番心に刺さりましたね。やはりどうしても自分の悪いところばかりを改善しようとしていて、良かった時のことってあまり突き詰めて掘り下げていないことが多い。スポーツでも仕事でもやはり「良いところを伸ばす」というのが鉄則なのでしょうかね。これは自分の中にも取り入れて行きたいものですね。

ということであっという間に講演の時間が過ぎてしまいました。

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今回も色々な業界の方が35人程参加してくれましたが、
講演のあとの懇親会も大盛り上がりで楽しく充実した時間でした。二次会も朝まで。。。

参加頂いた皆さん、有難うございました。この場で得られた刺激、得られた交流を仕事や趣味・遊びなどに生かしてもらえたらと思います。
# by project-one | 2011-08-16 13:08 | 未分類
第6回Project One(2011.6.13.)開催のお知らせ
第6回目のProject Oneのゲストスピーカーはフリースタイルスキーモーグルデュアル日本女子チャンピオンの水谷夏女さんです。

第6回Project One(2011.6.13.)開催のお知らせ_f0228054_1456162.jpg 水谷さんは現在サミーにスポンサードされて世界大会を転戦。2014年ソチオリンピックを目指して日々トレーニングに励んでいます。

モーグルスキーは皆さんご存知だとは思いますが、急でコブ(凹凸)の深い斜面を滑り降り、ターン技術、エア演技、スピードを競うスキーのフリースタイル競技の1つです。

オリンピックでは日本女子選手が常に上位に絡み、スピードと華麗なターンとエアで観客を魅了するスポーツとして、認知度はかなり高いのではないかと思います。実際にやられたことがある人は少ないのではないかと思いますが、テレビで観るよりも実際の斜度もコブの大きさも相当なもので、普通にスキーが出来る人でも滑り降りるだけでも大変な斜面を、コブとコブの間を飛ぶような速さで滑り降り、途中2回のエアで宙返りなどの技を決めるというかなりのエクストリーム系スポーツです。

Project Oneの講演では
・モーグルスキーの魅力について、
・どの様にして今のスキーのポジションまで昇り詰めたのか
・普段のトレーニング内容(フィジカル・メンタル面)や年間の活動内容
・水谷さん独自の価値観、考え方、物事への取り組み方、ポリシーなど
・苦労話とそれを乗り越えた秘訣など
・世界選手権の話:日本と世界の壁はどんなもので、
 どうやったら乗り越えられそうか
・ソチオリンピックへの想い
・将来のビジョン

などについて話してもらおうと思っています。

オリンピックを本気で狙うスポーツ選手の思い、そのモチベーションの維持の方法、どの様にして自分と向き合ってフィジカル面、メンタル面をケアされているのか、是非聞いてみたいですね。
スポーツをやっている方もそうでない方も、水谷さんのオリンピックに向けた熱い思いを聞いて、色々な意味で刺激を持ち帰ってもらえるのではないかと思います。

きっと里谷多英選手や上村愛子選手の様なビッグな選手になる期待の選手です。皆で応援していきたいですね!

【ゲストスピーカー・プロフィール】

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# by project-one | 2011-05-27 15:18 | 開催案内